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 ティト・ブルー

ティト・ブルー

手負いの囚われ姫。無垢な存在。
青い髪と瞳を持つ人間。年齢18歳。身長は162cm。
小さな国である土の国フォレストソイルの国王の第8番目の末子。
寺院で花嫁修業中であったが、リンドヴルムに攫われ城の小部屋に幽閉中の身の上。
その際に魔王の手により利き手(右)を負傷している。
青い四十雀。薄幸の青い鳥。


 リンドヴルム

リンドヴルム

魔国リンドレクの魔王。羽も足も無い姿の黒竜の雄。年齢200歳。
淡い紫色の瞳を持つ。自身を竜の象徴を持たぬ唯の地を這う醜い竜と自虐的に称する。
時折部屋に訪れ、ティトに対し腫れ物にさわるように遠巻きに接する。
魔力は強力で、特に得意な術は冥術の高等重力術である。
換鱗しやすい体質のため風貌は変わりやすいらしい。


 キットン・ソックス

キットン・ソックス

雄の猫獣人の宮廷道化師。通称「キティ」。多弁で明るく自由奔放な性格。
年齢は10歳だが人間で換算すると成人済。靴下が印象的な猫。
身長は110cmほど。灰を帯びた薄い褐色の体毛と表情の良く変わる黒茶色の瞳を持つ。
魔王に命じられてティト・ブルーの身の回りの世話を行う。
元奴隷階級出身で魔王に助けられた。


 アルラウネ

アルラウネ

年齢不詳の仮面姿の人間(?)の男。禁欲的で虚ろな存在。魔王の腹心。
空間系の術の無二の使用者であるが、魔術師としては攻撃魔法に全く才能が無い。
辛うじて2流に留まる程度の実力。魔法薬の取扱や魔術書、刺青を刻む魔法は可能。
身長は171cmで性別が解らないほど細身。目の色は本人曰く黄色だったらしい。犬が嫌い。




 その他の登場人物

 ホーグランド国王
富国ホーグランドの中心人物の中年の男。リンドヴルム魔王と犬猿の仲。
強欲な存在らしいが多分同族嫌悪。ティトの嫁ぐ予定の男だった。


 ロブ・ウルフディー
強盗の狼男。壮年。緑色の瞳を持つ男。


 レドラ・スカーレット
朱く美しい雌の赤竜で宰相。過去の戦争での大元帥であったとも言われている。
邪教に対し真信深く「儀式の際には必ず訪れる」とも側近の健忘録にメモで書かれている。


 キトゥン・ソックス
通称キティ。猫獣人の雌で9歳
白い体毛と赤い瞳を持つ。キットン・ソックスの全妹。メイド。
竜胆小箱の囚われ姫の本編には登場しない人物。


 コボルド
体毛ではなく鱗で覆われている犬顔の生物。尾が無い。臆病な性格との事。
メスが尻尾風に腰巻を巻いていて、オスは前に垂らしている。
主に根城と枝城をつなぐ毛細管の様な地下通路を徘徊する番人、血液の様な存在。
夜は団子になって眠っている。生態は割と清潔。5年ほどの寿命。


 ミノタウロス
根城の番人。強い。愚鈍(とはいえ顔に刺青で知能強化の術がかかっており、知性は強化されている)。
牡しかいない種族だそうだ。顔に刺青が入っている所以で公の場では仮面を被っている。寡黙。


 リザードマン
根城の番人。上記種族より狡猾で賢いらしい。公の場では仮面を被っている。
城内の個体数としてはコボルド>>>>>>リザードマン>>ミノタウロス。




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