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宗教は大きく分けて三つほどあり、土の国の土着の地母神信仰と、
魔国の邪教と呼ばれる信仰、地理を超えて広がっている世界的なものがある。


 地母神信仰

ティト・ブルーの国、土国フォレストソイル土着の宗教。
地母神を一神とするいうよりは、アニミズム(いろんなものに生命が宿る)の面が強い。
生死観は循環のようなものと考えられていて、輪廻を信じている者が大多数。
本編中で地母神の使いの鳥が人を模した姿を天使って呼ぶが、他の大きな宗教の言葉や文化が取り込まれた影響であると考えられる。

埋葬方法は基本土葬である。火葬は忌避される。例外的に疫病や流行病でやむを得ず位か。
理由としてこの信仰をする地が歴史上良く焦土となり、それに伴い発生した火災の影響であると考えられる。
(森林の国ではなく、土の国と呼ばれるのもこの事象に関連する)
遺体を(理由も無く)焼く、切断する、弄ぶ様な行為は深いタブーとされ忌み嫌われる。


 魔国の邪教

魔国の邪教

魔国リンドレクので主に信仰される宗教。ある女神の信仰。一神教。
邪教は他国家からの蔑称であるが、自称する者もいる。

この宗教の神は最も慈悲深い神と言われている。
最も慈悲深いと言われる所以は、困窮した者が最後にたどり着く信仰だからと語られている。
女神は顔が黒く腐敗してしまっており、絵や像では顔の無い人として描写される。
魔国の正装でほとんどの種族が仮面を付ける事になっているのはこの信仰由来である。
リンドヴルム魔王は魔国の王であるが、この信仰に対してはそこまで興味がない。
この女神を崇拝する種族は、人間と著しく知能の高い一部のコボルドであり、竜の種族自体この宗教を信仰しない事が多い。
しかしながら宰相のレドラ・スカーレットという赤竜(朱色の竜)は、この宗教の「ある儀式」がある時にしばしば寺院に立ち寄るらしい。


 その他信仰

地理を超えて広がっている世界的な信仰。
大陸で一番メインとなる宗教であるが、「竜胆小箱の囚われ姫」本編ではあまり語られない。
この信仰から発生した文化、言葉や概念は他の信仰へ少なからず影響を与えている。
上記で語った3つの信仰以外の宗教、無宗教家や無神論者も存在する。





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